
搭乗前夜にWh・容量・個数・荷物の入れ先を確認。国交省の99.9Wh表示例も計算し、機内充電は禁止・給電は要請と区別します。
結論:保安検査の前に確認する4点
搭乗前夜に引き出しから3個の候補が見つかったら、まず本体のWh表示を確かめてください。160Wh以下でWhが確認できるものから、持参する2個以内を選びます。条件に合わないものやWhが分からないものは候補から外してください。
日本の航空機内に適用される国土交通省の新ルールは2026年4月24日から適用されています。国土交通省の案内では、機内へ持ち込めるモバイルバッテリーは、2個まで、各160Wh以下です。機内では、モバイルバッテリーへの充電は禁止されています。モバイルバッテリーから他の電子機器への給電は、しないよう要請されています。預け荷物に入れることは禁止されており、機内へ持ち込む必要があります。国土交通省の発表
国土交通省は、他の電子機器へ電力を供給する目的でリチウム電池を内蔵したものを「パワーバンク(モバイルバッテリー)」と定義しています。航空局の定義(2ページ目) ここでいう2個上限は、このパワーバンクの条件です。電子機器から取り外した予備電池は別区分ですが、追加できる個数はパワーバンクとの組合せで変わります。旅客向け資料の別紙1(PDFの物理2ページ目)では、100Wh以下のパワーバンク2個に100Wh超〜160Wh以下の予備電池を加える場合は2個まで、100Wh超〜160Wh以下のパワーバンク2個ではその予備電池を持ち込めず、100Wh以下と100Wh超〜160Wh以下のパワーバンクを1個ずつ持つ場合は、その予備電池1個までと示されています。旅客向け資料 持参する組合せがこの3例に当てはまらない場合や、図から判断できない場合は、利用する航空会社に確認してください。
まずは次の4点を確認してください。
- 持っていくモバイルバッテリーは2個以内
- それぞれ160Wh以下
- 機内ではモバイルバッテリーへの充電は禁止、他機器への給電はしないよう要請
- 預け荷物に入れず、機内持込み手荷物に入れる
前夜にやる:モバイルバッテリーの棚卸し
引き出しや仕事用バッグから、出張に持っていく候補のモバイルバッテリーをすべて出してください。電子機器から取り外した予備電池も持つ場合は、第1節で案内した旅客向け資料の予備電池に関する説明も確認してください。次の順で確認してください。
- 本体の表示を読む。 Wh(ワット時定格量)の表示を探してください。国土交通省の案内資料には、電池容量と電圧からWhを確認する換算式も掲載されていますが、表示の読み取りや換算に迷った場合は推測しないでください。
- 160Wh以下か照合する。 160Whを超えるものは持ち込めません。表示が読めない、Whが分からない、仕様欄を確認できない場合は、その電池を持込み候補から外してください。再検討したい場合は、メーカーに型番を伝えてWhを確認する方法があります。
- 持参する個数を2個以内に絞る。 3個の候補がある場合も、Whが確認できて160Wh以下のものから必要な2個以内を選び、残りは家に置いてください。2個以内でも、160Whを超えるものやWhが確認できないものは選ばないでください。
- 荷物を分ける。 選んだ電池は預け荷物ではなく、機内持込み手荷物へ入れてください。
確認を終えたら、持ち物リストに「個数」「各電池のWh」「機内持込み手荷物に入れたか」を記録してください。国土交通省の旅客向け資料は、端子に絶縁テープを貼る、ケースや収納袋に入れる、複数の電池や金属品と同じ袋に入れない方法を挙げています。航空会社がより厳しい条件を設ける場合もあるため、収納方法や追加条件は出発前に利用する航空会社の案内で確認してください。国土交通省の旅客向け案内

機内での使い方と荷物の入れ方
機内では、モバイルバッテリーへの充電をしないでください。国土交通省の旅客向け資料は、これを「禁止されています」と表示しています。旅客向け資料(別紙1・物理2ページ目) 他の電子機器への給電は、しないよう要請されています。
- モバイルバッテリーへの充電:機内電源などから充電しないでください。
- モバイルバッテリーからの給電:スマートフォンなど他の電子機器へ充電しないよう要請されています。法律に基づく禁止事項ではありません。
電子機器の電池が心配なら、搭乗前に充電しておく方法があります。これは出張準備としての提案です。国土交通省の案内では、機内でモバイルバッテリーから他の機器へ給電しないよう要請されています。航空局資料は、給電について「法律に基づく禁止事項ではありません」と区別しています。国土交通省の航空局からのお知らせ
荷造りでは、モバイルバッテリーを預け荷物に入れないでください。預け荷物に入れたことに気づいた場合や、機内持込みの条件を満たすか分からない場合は、先へ進まず利用する航空会社へ確認してください。持込みできなかったモバイルバッテリーなどは、宅配便などによる貨物としても航空輸送できない場合があります。送る場合は運送事業者へ確実に申告し、その指示に従ってください。国土交通省の旅客向け案内(PDFの物理2ページ目)
本邦定期航空運送事業者では、機内に持ち込んだモバイルバッテリーを座席上の収納棚に入れず、状態を確認できる場所に置くよう協力が求められています。外国航空会社を利用する場合は、その会社の指示に従ってください。国土交通省の収納棚に関する案内

公開資料の表示例を規則に当てはめる
国土交通省の旅客向け資料には、定格容量27,000mAh、定格電圧3.7V、99.9Whの表示例があります。換算式に当てはめると27,000mAh×3.7V÷1,000=99.9Whです。この例は160Wh以下ですが、実際に持参する電池は本体表示またはメーカーの仕様で確認してください。国土交通省の旅客向け案内
次の表は、国土交通省の公開資料にある表示例を規則に当てはめたものです。容量・個数・短絡防止・充電禁止は旅客向け資料の別紙1(PDFの物理2ページ目)、給電の法的位置付けは航空局のお知らせ(PDFの物理1ページ目)、収納の対象は収納棚に関する発表と照合しました。実際の持参品の記録ではありません。
| 確認項目 | 公開資料を照合した結果 |
|---|---|
| 資料の表示値 | 定格容量27,000mAh、定格電圧3.7V、99.9Whを確認 |
| 換算と容量条件 | 27,000mAh×3.7V÷1,000=99.9Wh。表示と一致し、160Wh以下。99.9Whは予備電池との組合せ条件で「100Wh以下」に当たる |
| 個数 | 上限は2個。この表示例だけでは、実際に持参する個数は確認できない |
| 荷物・保管 | 預け荷物には入れない。本邦定期航空運送事業者では収納棚を避け、状態が確認できる場所へ。外国航空会社は各社の指示に従う |
| 機内での充電と給電 | 本体への充電は禁止。他機器への給電はしないよう要請されており、法律に基づく禁止事項とは区別 |
| 個々の保護 | 端子への絶縁テープ、ケースや収納袋などで短絡を防ぐ。複数の電池や金属品と同じ袋に入れない |
この照合で確認できたのは、資料の表示例が容量条件を満たすことと、各ルールの内容です。99.9Whという数字だけで、手持ち全部の持込みや荷造りの完了までは確認できません。ご自身の持ち物リストでは、表の表示例を各電池の型番とWhへ置き換え、個数を数え、個々の保護と荷物の入れ先を確認してください。
ここでの完了条件は、持参する各モバイルバッテリーのWhが確認でき、160Wh以下で、合計2個以内となり、短絡を防ぐ保護をして、預け荷物に入っていないことです。予備電池も持つ場合は、第1節の組合せ条件も確認してください。
確認できなかったことと問い合わせ先
この記事は国土交通省が示す航空機内の新ルールを整理したものです。搭乗する会社の路線での運用や独自の追加条件は、その会社の最新案内で確認してください。端子の短絡防止には、国土交通省の旅客向け資料が挙げる絶縁テープ、ケースや収納袋などの方法を確認してください。
判断に迷う場合は、利用する航空会社へ問い合わせてください。制度の確認先は、国土交通省航空局安全部安全政策課です。問い合わせ時は、電池本体の型番と表示、搭乗する便を手元に用意すると、確認対象を伝えやすくなります。
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参考資料
公開日:2026年11月5日/運営:AI実用ラボ
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